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ゆびさきがつめたい

Thoughts make things, you know?

2015/08/03ing

たぶん、一番嫌な時期が過ぎた。

生きてきた中で、4月から7,8月頃までの明確な記憶がない。
小学生、中学生のその時期のことは、覚えてない。
高校生はかろうじて、部活(高校演劇)との関連でぼんやり覚えている。
唯一覚えているのは、大学1回生。
その時期は、行きたかった大学に0.5点くらい足りなくて落ちて、
気分もふさぎ込んで、1週間くらい家に閉じこもってエヴァを見てた。
本気で医学部にいくかエンバーミングの勉強をするか迷っていた。
文系なのに化学や物理の参考書を買ってきて、5ページも進まずやめた。
でも夏休みに、自動車教習で実家の徳島に2カ月いたらなんか吹っ切れて、
後期からは異常なテンションで美術研究部に入った。
それからの大学生活は自分の好きな事をしてガンガン過ごしたけれど、
どうしてもこの時期だけは、空白。就活の記憶も全くない。
私の手足がしびれだしたのは、この時期からだった。
将来に対する不安が、おそらく人生最大であったからだと思う。

多分、
年度ごとに変化する、自分の立ち位置を決めかねる時期だからだと思う。
新しい環境になじむのが異常に遅い。というか、ついていけない。

新しい街、新しい家、新しい人々。
心ときめかせていたはずなのに、しばらくしたら遠くに放り投げてしまう。
自分のキャパのなさに愕然とするけど、持って生まれたもんは仕方ない。

学生生活と今の社会人としての生活で一番違うのは、
「自分の足で立っている」ことに対するスタンスだと思う。
自分の能力で仕事をして、ご飯食べて家賃光熱費(のちに奨学金も)払って、
「資本社会における『正しさ』の上に立っている」という自負があった。
この3カ月は大学生に戻りたいなんて微塵も思わなかったし、
むしろ、「社会人になってせーせーしたわ、はっはー」なんて嘲る勢い。

でも、どうやら自分の奥の奥の奥ではそんなこと全くなかったみたいで。

現状に立ち向かうか、逃げるか、麻痺してそのままにしておくかなんていう
選択肢を選ぶのは自分で、自分を納得させることが一番、苦しい。

演劇をしている時にも思っていたこと。
「役」になってしまえば、きっと私は何者にでもなれるし、
私が舞台上で怪我をしたとしても「役」のせいにできる。
でも、フツーの生活で私が怪我をすれば、
それはきっと私が鈍くさいせいで、
原因はすべて私に由来するような気がして、怖い。

 

例えば、自分が今、仕事で手を痛めて、ペンを上手く走らせられないこと。
夜遅くまで起きていたら、無理をしたら、手足がしびれだすこと。
PMSの症状が著しく酷いこと。
そういったことが、自分ではどうしようもないことが、
現状を受け入れることが怖くて、どうしようもない。やるせない。
「お前が悪いお前が悪いお前のせいだ」なんて、追い立てられてる気がして、
今までの自分は間違っていたのかなぁなんて、消えてしまいたくなる。

 

うっそーん、いまはちょう元気。
だって一番嫌な時期が、きっと終わった。終わらせている。

そして、はじまる。はじめる。

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